空間のレイヤリングで「到着」を演出

米国カリフォルニア州カラバサスのこの個人邸宅では、玄関からリビング空間への移行を、吊り下げ式の玄関用空間仕切りによって丁寧に構成しています。2-LA Designとの協働により設計されたこの介入は、開放感を保ちながら「到着」を感じさせる、控えめでありながら意図的な空間のしきい値を生み出します。玄関を囲い込むのではなく、Facetの玄関用空間仕切りが、重なりのある室内体験を形成。入室すると視線がやわらかくフィルタリングされ、空間が住まいの奥へと広がっていく前に、ひと呼吸置く瞬間をもたらします。その結果、プライバシーと開放性のバランスが取れ、光・透明感・構造が共存する構成となっています。

プロジェクト詳細

プロジェクト: 玄関用空間仕切り
所在地: 米国 カリフォルニア州 カラバサス
クライアント: 住宅
インテリアデザイン: 2-LA Design

彫刻的な玄関用空間仕切り

Facetシステムは、単なる機能的な間仕切りにとどまりません。個別に回転可能な菱形モジュールで構成されるこの玄関用空間仕切りは、不透明と透明の間に生まれるダイナミックな相互作用を可能にします。ファセットの向きを調整することで、視線の通りやすさを調整でき、より閉じた玄関の状態から、軽やかで透明感のある表情まで幅広く対応します。この適応性により、仕切りには「演出する」性質が加わります。光はただ通り抜けるのではなく、能動的に形づくられるのです。日中を通して、反射と影の微細な変化が表面に動きを与え、建築要素であり空間フィルターでもある仕切りの存在感をいっそう際立たせます。

固定された枠組みの中でのカスタマイズ

本プロジェクトでは、玄関用空間仕切りを空間の寸法に合わせて調整し、建築的な枠組みの中に正確に納まるようにしました。天井から吊り下げることで、床面を遮らず軽やかな設置感を保ちながら、室内の縦方向のリズムを強調します。多彩な仕上げをご用意し、サイズも完全にカスタマイズ可能なFacetの玄関用空間仕切りは、空間要件と美的意図の双方に沿った間仕切りの導入を可能にします。

デザインスタジオについて

インテリアデザインは、戦略・プロダクトデザイン・空間イノベーションの交差点で活動する、国際的に評価の高いデザインチーム2-LA Designによって開発されました。ロサンゼルス、東京、深圳、北京、厦門にスタジオを構え、Roche Boboisを含む世界的な主要ブランドとの協業でも知られています。彼らの仕事は、創造的な探求と実務的な実行の洗練されたバランスを体現しており、本プロジェクトでも、玄関用空間仕切りが付け足しとしてではなく、建築的ジェスチャーの中核として扱われている点に、その姿勢が明確に表れています。

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